5-ALAと一緒に摂るべき栄養素

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5-ALAと一緒に摂るべき栄養素

5-ALAはミトコンドリアの働きを活性化し、エネルギー代謝を促進しますが、その他にも必要な栄養素があります。

①鉄（Fe）
　鉄は5-ALA、8分子で構成されるポルフィリン環に取り込まれヘモグロビンになります。
　ちなみに植物では鉄の代わりにマグネシウムが入り、クロロフィル（葉緑素）になります。
　赤血球中のヘモグロビンは酸素を吸着して、血液として全身を巡り細胞に酸素を供給し、
　有酸素エネルギー代謝を促進します。つまり鉄が不足してもエネルギー代謝は落ちます。
②タンパク質
　タンパク質が足りないと筋肉が出来ません。パワー不足になります。当然エネルギー代謝も落ちます。
③クエン酸
　ミトコンドリアでエネルギーを発生させるクエン酸回路で、必須の栄養素です。これが足りなくて　もエネルギー代謝は落ちます。

5-ALA、鉄、タンパク質、クエン酸を過不足なく摂取することにより、体は元気になります。

近年、鉄の摂取不足が問題になっています。調理器具の非鉄化もその原因とされています。
テフロン加工などのフライパンやアルミニウムの鍋など食材や水が鉄に触れないことから、
調理器具からの鉄の溶け込みがなくなると言う訳です。南部鉄器とか使えば問題ないのですが。
鉄不足は貧血をもたらし、酸素が体に取り込まれにくくなるため、めまいや疲労感に襲われます。
スタミナ不足にもなります。

タンパク質の不足は高齢者に多く現れます。食事量が若い頃より減ってくるため、タンパク質の摂取量もそれに合わせて減ってしまいがちです。
年を取ったら運動量が減るので、炭水化物や脂肪分はそれなりに減らしても構いませんが、タンパク質は減らしたらいけません。
タンパク質の摂取が減るとたちどころに筋肉量も減ってきます。特に足腰の衰えは顕著です。
油断するとすぐ足腰が立たなくなります。歩けなくなると老化が加速します。あっという間に寝たきり老人になります。
ただ、たんぱく質の摂取で注意することは、肉や乳製品で摂ろうと思わないこと。大豆に代表される豆類や魚貝類でも充分足ります。
何故、肉はいけないかというと、一緒に脂肪分も必要以上に摂ってしまうからです。肉食用の哺乳類は体温が人間より高いので、その脂肪分が人間の体に入ると
温度差で固まりやすくなり、血液が一時的にドロドロになり血液循環が悪くなります。生活習慣病の原因の一つにもなります。

クエン酸は鉄やたんぱく質に比べて神経質になる必要はありませんが、それでも食欲もあるのに何か元気がないなと感じる時、コップ一杯のクエン酸水を飲むと元気になることがあります。酸っぱいからちょうどよい刺激になるのかもしれません。コップ1杯にクエン酸小さじ1／4程度で充分酸っぱくなります。酸っぱすぎたら薄めて飲めば良いです。
1日にコップ1杯ぐらいでちょうど良いと思います。果物を食べてもクエン酸は摂れます。

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